日本・中国子ども交流・協力事業

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「北東アジア・子ども自然体験交流事業」の活動より

2006日本・中国子ども自然体験交流キャンプ 趣旨・実施概要
私たちは、今を生きる人間として、21世紀の国際社会を「友好と親善の時代」にしていきたいと心から願っています。ことに、私たちの暮らすアジア地域の国々は、近隣国としてより一層の信頼と友好をはぐくみ、各国市民の幸福を実現し国際社会の平和と発展に貢献していくことが求められています。しかし、現実のアジア情勢は、政治や経済に関わる諸問題によって各国の関係は遠ざかる傾向にあり、アジア地域の国々はますます「近くて遠い国」となっていることを認めざるを得ません。
私たちは、アジア地域に暮らす一市民として、様々な課題を乗り越え、「近くて親しい国」となれるように市民サイドとしての具体的なアクションを起こして行く必要があると考えます。
そのアクションの中で最も重要と考えているのが、アジア地域の未来を担っていく各国の子ども達の友好と親善です。新しい時代の主人公たる子ども達が、お互いの「違い」を理解し、それを豊かさとして捉えていく力、そして、今を共に生きる同じ人間としてお互いの尊さを感じられる力を育んでいくための機会が、あらゆる場所と方法で提供されなければならないと考えています。

その場所を人間の原点である自然にもとめ、山や川、海、地域をフィールドに自然体験・生活体験を通じた交流を行っていこうと、2001年より毎年1回、<北東アジア・子ども自然体験交流事業>【主催;北東アジア子ども交流事業実行委員会 辻一憲事務局長 ( http://www.globalkids.jp/ ) 】を実施してきました。日本、中国、韓国、ロシア、モンゴル、朝鮮学校の子ども達が参加し、自然体験や共同生活を通じて友情を深めていく様子を見て感じるのは、言葉や文化が違っても友情を深めることのできる子ども達の感性の豊かさです。そして、北東アジア、ひいては世界の未来に向けて限りない夢と希望を感じさせてくれます。

同事業は、毎回25名程度の参加者で実施してきましたが各国から参加できる人数が少ないため、同事業の中国側のパートナー団体の一つである中国浙江省人民対外友好協会より、「より多くの子ども達がこうした事業に参加できるよう、日本と中国の参加者で自然体験・生活体験キャンプを行おう」という提案を受け、協議を重ねました。
浙江省人民対外友好協会、NPO法人福井県日本中国友好協会、NPO法人自然体験共学センター、NPO法人パートナーシップセンターは協力・連携し、日本・中国子ども自然体験交流キャンプ〜日中友好自然体験キャンプ〜を2004年8月に福井県福井市上味見生涯教育施設(旧美山町)で実施いたしました。言葉はなかなか通じなくても、日本参加者19名、中国浙江省参加者16名、合計35名の子ども達が自然体験とキャンプのなかで交流し、様々なことを考え、感じ、仲間になっていきました。

2006年2月に関係者が協議、第2回目事業を2006年5月に実施することで合意しました。第1回目同様浙江省杭州市第十三中学から21名の中学生が参加、活動フィールドは福井県あわら市、福井市、そして小浜市にある国立若狭湾少年自然の家で実施されました。若狭の雄大な海に臨みながら日本と中国の子ども達が自然環境に触れ、遊び、学び、そして国際的な友情を深めあいました。

2004日中子ども自然体験交流キャンプ
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